太陽が乙女座を通過します(分離)
- Momo ジョーティッシュ
- 2024年9月3日
- 読了時間: 4分

9月中旬~10月下旬ごろまで。太陽が乙女座を通過します。
※大体、9月16日~10月31日ごろの事ですが、実際の天体の動きは毎年変わるのと、国によって時差があり、1日前後変動しますので、大体と思ってください。
私は、太陽は太陽系の中心であり、最も重要な天体と考えています。
占星術上でも、太陽は「使命、目的」という意味があります。つまり、中心を定めるものです。
私の経験上、太陽が各星座を通過する期間、それぞれの星座のテーマが求められるような出来事が発生している様に思います。そして、乙女座を太陽が通過する時、出生図上でも乙女座に太陽が在住していたり、その他の惑星が在住していると、とりわけ強いインパクトを持って、その星座のテーマが降りかかってくる印象です。
天体が通過する日付については、以下の書籍を参考にしています。
※13星座の鑑定の仕方なども書いてありますが、私はインド占星術をベースにしているので参考にしておらず、自己流です。
また、天体アプリでも、現在の天体の運行について確認する事ができます。
iOS版:星座表
本題ですが、乙女座のテーマです。
乙女座のテーマ
・蒸留
・汚染物質の除去
・洗練
・純粋、純潔
・純度の高い自分へ
10月下旬ごろまで、この様なテーマに関わる出来事が起ったり、その様な課題に直面する人達を間近に観察するかもしれません。
しかしそれは、自分や周りの人たちの心身が調和を取り、地球・宇宙の本来の自然なリズム・循環に入る為の必要なステップです。全ては必要であるために起こっている事であり、その様に冷静に観察する事を忘れないでください。
9月中旬までの獅子座の時期は、現実的な困難や試練に対して、物質的な問題などに意識が向きやすくなる事で、それらの問題を自分の中で受け止める為に、ネガティブな思考が湧き上がり、感情的な混乱が起こりやすい時期でした。
私たちが普段、頭で考え、言葉として浮かんでくるものは「思考」です。それらの思考は、本当の自分とは違う領域で起こっているのですが、私たちは、思考を本当の自分と同一化してしまい、悲劇の主人公になりきって虚像の現実を生きています。
「思考」は、エゴと言い換える事もできます。獅子座の時期は、自分自身が過去に築き上げてきたエゴが湧き上がってくるタイミングでした。私たちは、本当の自分はエゴとは関係がない事を知るために、自分がエゴに支配されている事に気づかなければならないのです。本当の自分とは、身分や肩書き、性別、民族、見た目などと関係のない領域にあります。
次の乙女座の時期では、長い45日間の間に、獅子座の時期に炙り出されたエゴを本当の自分から分離し、私たちの精神を蒸留・洗練させていきます。洗練・分離・蒸留のプロセスは、自分の肉体や人間関係、また世の中の事象においても同様の事が起こります。
感染症が流行るのもこの頃からですが、この時期は私たちの体内の汚染物質の蒸留も行われます。そのために、私たちの体は必要に応じてウィルスや細菌を利用します。決して医薬品で止める事はせずに、また、安易な予防接種も避け、必要なプロセスを見守るべきでしょう。
人間関係の変化なども起きる場合があります。自分にとって本当に必要な人間関係へと移行するために、表面的にはネガティブな出来事が起こる場合があります。今まで信じてた事が本当ではないかもしれない、と感じる様な出来事も起こる場合もあります。
この様に、私たちは乙女座が太陽を通過する間に、今までの価値観や生き方にクリティカルな視点を向けます。それは本当に必要だったのか、それらは私たちにとって真実だったのか、疑念や疑惑の目を自分や周囲の出来事に向け始め、感情的な混乱や、エゴとの分離、また、時に周囲の人々との分離を経験します。そうすることにより、私たちは新たな視点を得、新しい自分へ出発する道筋を作り始める事ができるのです。