双子座の象意
- Momo ジョーティッシュ
- 2024年5月1日
- 読了時間: 3分
更新日:3月29日

13星座における、双子座の象意についてお話致します。
エレメント:空気(風)
陰陽:男性
活動性:変通
関連惑星:水星
その他:水星が定座
ナクシャトラ:ムリガシラー、アールドラー、プナルヴァス
表示体:3ハウス
キーワード:
・組みなおす
・再合成・再編成
・分離
・変換・固定化
双子座は、空気のエレメントを持ち、変通星座であり、陰陽は男性、関連惑星は水星です。水星は移動速度が速く、軽やかさのある惑星です。ゆえに、ふたご座は13星座の中で最も軽やかさがあり、変化に富む星座です。
カラリとした、軽やかに吹く爽やかな風を想像してください。それがまさに双子座の象徴です。男性星座である為に、コミュニケーションにウェットさは含まれません。あと腐れのない付き合いを好みますので、人間関係も長続きせず、人生のステージが変わるごとにリセットされる傾向があり、未練を残す事もありません。
風の様に流れ、常に変化し続けている事が自然であり、一つのものに停滞する事を嫌います。「空気を読む」という言葉は双子座の為にある様なものです。微細な空気の変化を敏感に察知します。誰かの機嫌が悪くなったり、不穏な空気が流れるとすぐに察知する事ができます。軽い星座の為に、地に足をつけて困難に立ち向かう事は苦手です。危機的な状況を察知したらすぐに退避する傾向があります。
空気は目には見えないものですので、ふたご座も、目には見えないものを求めます。男性星座であり、支配星が水星ですので、左脳優位の星座です。スピリチュアルや感覚など、右脳的な情報よりも、学術的なものや、研究データ、評論などの、現実味のある確かな情報を好みます。あるいは、その様なスピリチュアルな情報に興味を持った場合にも、科学的な研究データ等を元に検証しようとする所があります。速さのある星のために、情報の吸収スピードも速いですが、ひとつに留まれないので、忘れるのも早いです。
双子座は、13星座の中で最も優れたメッセンジャーです。あらゆる分野から多くの知識を運んできて、比較検証し、新たな事実を発見したり、またそれらを周囲に伝達する能力があります。
ふたご座では、どの惑星も高揚したり、ムーラトリコーナになる事はありません。故に、ふたご座自身の周囲に与える影響力や存在感はそれほど強くありません。「自分自身が目立ちたい、自分のアイデアや作品を広めたい」というよりも、多くの知識を得て発見した事実(客観的な情報)を広めたいという思いのある星座です。
3ハウスの表示体であり、3ハウスは著述やコミュニケーション、表現能力を表すために、文章やアートを使って伝達する能力があります。
ふたご座にかかるナクシャトラは、ムリガシラー、アールドラー、プナルヴァスです。
アセンダントがムリガシラーの場合に、ふたご座としての要素が最も強くなるでしょう。アールドラーの場合には、極端さが出てきます。特に、アセンダントを含めてこのナクシャトラに惑星が集中する場合、思考が早すぎる・極端すぎる・得意不得意がはっきりしている、などの発達障害の様な傾向が出てきます。プナルヴァスの場合には、蟹座にかかるナクシャトラでもある為に、コミュニケーションにウェットさが出てきます。自他の感情への繊細さ、HSPの様な敏感さも出てくるでしょう。